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Beingにっき

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2004-10-15 [長年日記]

Linux Kernel Conference 2004 開催

10/14,15 の二日間、"Linux Kernel Conference 2004" が青山ダイヤモンドホールで行われた。10/14 が有料のチュートリアル、10/15 が無料のカンファレンスプログラムであった。

あまり時間がなかったので残念ながら 10/15 の 2つのセッションしか聞くことが出来なかった。一つめは「メモリホットプラグの現状と今後」と題して、VA Linux Japan の高橋浩和氏によるセッションが行われた。

まず、メモリホットプラグの目的と効果や実装の現状の説明があり、IBM と富士通の二社が自社のハードウェアに合わした仕様でメモリホットプラグを実装している。また、VA の実装も hugetlbpage のホットプラグとして試作は完了しているという話。また、Linux メモリ管理の概要として、メモリの種類、プロセス空間、ページキャッシュやスワップなどの仕組み、今後の課題などの説明がされた。VA としては、開発者の参加はいつでも welcome だそうだ。

最後は「次世代組込み Linux に向けて」と題して、早稲田大学の中島達夫氏のセッションが行われた。まず、現状の組込み Linux の現状として多くの製品で Linux が使われ始めている。但し、QOS やセキュリティや信頼性に問題が残されている。現状の Linux は 1ms 以下の応答性は難しい。

しかし、特化したアプリケーションに対しては対応は可能。けれでもダウンロードなどで機能拡張するような用途だとリソースの使用量の制限などをどう実現するかで難しいという説明がされた。

QOS Support にしても過去に階層型スケジューラやアカウンティング制御、オーバロード制御などの実装がされていた。今回の提案は、μカーネルベースのアプローチを採用し、つまり TL4 Microkernel 上に複数の ITRON と Linux カーネルを載せる実装である。また、独立して動くだけで両方同時に動くまでには達していないが、初期性能は達成していると説明していた。

また、評価デバイスとして、ノキアジャパンとの共同開発のケータイ端末や歯ブラシ、椅子、トレーなどにセンサーを取り付けた各種センサーデバイスを紹介してこのセッションを終えた。

LKC2004 は、カーネル開発者向けの議論の場ということで扱うテーマも専門的で単なる Linux を使うだけのユーザーには難しい内容であるが、カーネル技術者の育成と情報交換の場としなくてはならないイベントである。

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